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libbyy

単独ではいるこ

「トラクか?」ガリオンは暗い気分で言った。
「あたり」
「では出発したほうがいいんじゃないかな?」ダーニクがほのめかした。「ザンドラマスがすでに上陸しているなら……」と両手を広げた。
「ならどうなんだ?」ベルディンが言った。
 みんなはちびの魔術師をいっせいに見つめた。
「ザンドラマスはおれたちがそこへ行かなけりゃ、洞窟にははいれないんだろう?」ベルディンはシラディスにたずねた。
「そうじゃ、ベルディン。とは禁じられている」
「よし。じゃ、まちぼうけをくわせてやろうぜ。きっと不安のあまり死にそうになるぜ。だれか食い物をもってくることを思いついたか? 鴎にならなけりゃならないかもしれないが、生の魚を食うことはないからな」
 ザンドラマスは異常な興奮状態になっているにちがいないとベルディンが判断するまで、かれらは一時間近くも待った。ガリオンとザカーズはその時間を利用して、鎧兜を着た。「ちょいと見てくる」ちびの魔術師がようやく言った。かれは時間をかけて、鴎の姿になると、霧の中へ漂うように昇っていった。もどってきたとき、ベルディンは小気味よさそうにくすくす笑っていた。「女があんな言葉を使うのを聞いたのは、後にも先にもこれがはじめてだ。おまえだってあれにはかなわないぜ、ポル」
「なにをしていた?」ベルガラスがきいた。
「洞窟の入口の外に立ってた――それとも、あれはドアかな。なんとでも好きに呼べばいい。ざっと四十人のグロリムを引き連れてた」
「四十人も?」ガリオンは叫んで、シラディスの
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